たまたま夫が玄関にいるときに
郵便物がたくさん届いた。
私が受け取ろうとすると、
夫は
「俺が見る。内緒で借りたキャッシングの通知があるかもしれないからな」
「ないよ、昔じゃないんだから」
「わからないからな」
あーー<`ヘ´> 腹が立つ。
「昔の私が借りたのは、あんたのせいでしょ!」
子供のためにもお金を出さないあんたのせいでしょ!
自分の小遣いと自分の貯金だけしか頭にない奴!
子供を育て、子供のために必要なお金、家を快適な状態に保つためと、様々な税金などなど
全部生活費から出した。
世の中の一般的過程は、たぶん月々足りない分をボーナスで埋めていくはず・・・
しかし、夫は、ボーナスはまず貯金ありきで、
生活費に回すという考えは微塵もないし考えも及ばない。
たまに、足りないからというと、
「無駄遣いしすぎるんだ。なんで必要なんだ」と、すごい形相で言う。
だから、面倒だから私は黙る。
そんな夫は、夫の母そっくりだ。
そういう過程に育ったから
それが普通、それが当然だと思っている。
だから始末に悪い。
ほんとに、育ちは大切だというけど・・・実感だ。
その育ちというのは決して経済的なものでもなく、地位でも名誉でもないということ。
育ちというのは両親の育て方なのだと実感する。
普通という言葉は今は死後になりつつあるけど
愛情深く、他人を慈しみ、日々一生懸命生きる、という昔の「普通」であればいい
と、
夫をみているとつくづく思う。
[6回]
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